阪神・矢野監督、ドラフトは「100点に近い」1位佐藤は「外野になってくる」

近大・佐藤との交渉権を得た阪神・矢野監督(C)NPB/BBM2020
4球団が競合した近大・佐藤を引き当て、ガッツポーズをする阪神・矢野監督(左から2人目。左端はオリックス・福良GM、右から巨人・原監督、ソフトバンク・工藤監督)=(C)NPB/BBM2020
4球団競合の末、近大・佐藤を引き当てた阪神・矢野監督は笑顔でインタビューに応じる(©NPB/BBM2020)
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 「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)

 ドラフト会議を終えて、阪神は支配下選手8人、育成選手1人の計9人を指名した。高校生は1人となったが、矢野監督は「高校生の取りたい選手が取れなかったというところのマイナスはあるにしても、この順位でこの選手を取れたんだというのもあるんで、俺の中では100点に近いと思っています」と総括した。

 ドラフト1位に4球団競合した近大・佐藤輝明(21)を、矢野監督がくじで引き当てた。報道陣からの祝福に「ありがとう、ありがとう」と応じた指揮官。指名に至った理由を「スケールの大きいバッターって毎年毎年出てくるものじゃないんでね。そのスケールの大きさと身体能力、内野も外野もできる。総合力も高いというところで」と説明した。

 佐藤輝の起用法については「うちに、はまるのであれば外野になってくる。まあ、内野もできるっていうのは使う側としてはいろいろ増えるし、ポジション的にはそういうところかなと思っている」と外野を基本線にする考え。

 「悠輔(大山)が本塁打キングを取ってくれたら、右と左のチーム内での本塁打争いというのが、俺らも楽しみやし、タイガースファンも楽しみにしてくれる部分。俺としてはそれが一番見てみたい選手かな」と日本人同士のキング争いの期待をふくらませた。

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