阪神・藤浪のイニングまたぎが裏目に…2イニング目に4連打で3失点を許す

7回、阪神・藤浪晋太郎は失点し降板する(撮影・山口登)
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 「阪神-巨人」(4日、甲子園球場)

 阪神の藤浪晋太郎投手が六回、1点差の場面でリリーフ登板。この回は0で抑えたが、転向後初めてイニングをまたいだ七回、吉川尚に適時打を浴びるなど、4連打で3点を失った。

 転向後5度目のマウンドは、宿敵巨人戦での中継ぎ初登板。この回はピンチこそ招いたが、最速159キロの直球で無失点に抑えた。序盤から続く大拙攻に、ため息漏れる球場の空気を、大歓声で一変させる。

 先頭の松原に対して初球、いきなり156キロを計測すると、150キロ後半の直球を連発。2-2から157キロで左飛に抑える。だが続く坂本に、156キロを中前にはじき返されると、4番の岡本に右前打を浴び、1死一、三塁のピンチを招く。それでも、ここで丸に対して、強気の3球勝負。内角低めに落とす145キロのスプリットで空振り三振を奪う。

 さらに続くウィーラーとの対戦では初球、この日最速の159キロを計測。最後は2-2から、147キロのスプリットで空振り三振を奪った。

 さらに中継ぎ転向後、初めてイニングをまたぎ、七回のマウンドにも上がる。先頭の中島を154キロで右飛に抑えると、炭谷に右前打、若林にも左前打と連打で一、三塁。さらには吉川尚に右中間に適時二塁打、松原に中前適時打と4連打で3点を失った。

 中継ぎ転向後、登板4試合ぶりの失点。イニングをまたいだ結果が裏目になった。

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