阪神・スアレス 4人斬り!しびれた同点ピンチ丸K斬り!リーグトップ13セーブ

 8回途中から登板するスアレス
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 「阪神5-4巨人」(4日、甲子園球場)

 宿敵の追い上げムードを力で食い止めた。阪神・矢野監督が「こういうことも想定してスアレスには作ってもらっていたので」と振り返った、今季初のイニングまたぎも問題なし。スアレスが完璧なリリーフで逃げ切りに成功。うれしい巨人戦初セーブは、リーグ単独トップの13セーブ目となった。

 出番は八回2死一塁から。六回まで5点をリードしていた中、西勇が1点差にまで追い上げられ、丸を迎えたところでマウンドへ。一発逆転の場面でも臆することなく2球で追い込むと、最後はフルカウントからの7球目、この日最速の159キロで空振り三振を奪った。

 九回も安定感は変わらない。先頭から中島を投ゴロ、大城を遊ゴロに打ち取り、最後は代打・ウィーラーを中飛に仕留めてゲームセット。一人の走者も許さず、スタンドからの拍手と声援をBGMに笑顔で勝利を喜んだ。

 前日は疲労を考慮され、ベンチ入りメンバーから外れて帰宅。その中で、この日は八回途中での投入となった。矢野監督は「ジャイアンツを追いかける立場としては、こういうこともしていかないとダメかなと思って、思い切っていきました」と明かす。巨人追撃のために負けられなかった一戦。ベンチの思いに応えるスアレスの22球だった。

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