阪神が全国の高3球児に「甲子園の土」贈呈 矢野監督「拾い集めて思い込める」

甲子園の土を手にする矢野監督=甲子園
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 矢野阪神が全国の高3球児に思いを込めたプレゼントを届ける。阪神は8日、高校球児に『甲子園の土』キーホルダーを贈呈することを発表した。対象は高野連に加盟する硬式、軟式野球部の3年生部員全員で約5万人となる見込み。8月下旬をめどに順次、対象の学校に直接配送される予定だ。

 この企画は、5月中旬から行っていた監督、コーチ、選手、スタッフがオンラインで行っていたファンサービスを考える会議の中から生まれた。5月20日、センバツに続き、夏の大会中止決定が発表され、甲子園球場を本拠地とする球団として何かできないかという声が選手から上がり、矢野監督を中心に発案された。

 制作費の一部を監督、コーチ、選手一同で出し合い、キーホルダー内に入れる『甲子園の土』もみんなで拾い集めるという。またキーホルダーには“幻”となった102回大会の甲子園オリジナルグッズに使用される予定だった『102』のロゴがデザインされる。

 矢野監督は「センバツもなくなって、夏の甲子園もなくなって、高校球児、そして一緒に頑張っておられる監督さん、保護者のみなさん、みんなほんとにね、気持ちをどこにぶつけていいか分からないような報道を見ていましたので何か応援したい、背中を押せるものがないかなというところで、今回の甲子園の土を贈らせてもらうってことを決めました」と企画の意図を説明。

 「お金もみんなで集めて、そして僕たちが土を集めることで、そのキーホルダーの中に僕たちの『思い』っていうのも入って球児に届いてほしい。ただ単に物を贈るんじゃなくて、僕たちの気持ちを届ける。ほんとに裏方さんも園芸さんも球団も、選手、コーチ全員が応援しているよっていうね」と熱く語った。

 春夏と無念の思いを味わい、この先新しい世界へと踏み出していく高3球児にとっては、少しでも前を向くことができる記念の贈り物になりそうだ。

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