阪神・糸原、初の自炊生活「リフレッシュに」 活動休止期間生かしてスキルアップ

 阪神の糸原健斗内野手(27)が19日、甲子園での自主練習後にオンライン取材に応じ、“家事ヤロウ!!!”生活の一端を明かした。自宅待機中に初挑戦した料理に加え、部屋の掃除や模様替えと奮闘し、スキルアップを果たした。現在、開幕は白紙の状況となっているが、与えられた時間を有意義に過ごすため、本業だけでなく私生活面でも工夫を凝らしていく。

 バットを包丁に持ち替え、自宅の台所に立った。活動休止中、料理に初挑戦した糸原。外で体を動かすことができない中でも、体がなまらないように工夫を凝らしつつ、自らのスキルをアップデートしていた。

 「映画とかも見ていたんですけど、目が疲れる。体を動かしたいと思って。料理は結構体を動かすので。リフレッシュになりましたね」

 自宅待機中は、体幹トレーニングや素振りなど家の中でできることはやってきた。それでも足りない運動量。少しでも克服できればと、新たに取り入れたのが料理だった。

 プロ4年目の27歳。18年オフに退寮して1人暮らしをしているが、これまで自炊はしていなかった。「米を炊いたのが初めてだったので、1回は失敗しました。ここで逃げたら料理を一生しないなと思ったので」と2度目の挑戦で成功。他にも、ハンバーグや好物のカツ丼などインターネットでレシピを調べて作ったという。

 料理だけでなく、部屋の掃除や模様替えにも奮闘。「主夫みたいになっていました」と振り返るが、もちろん本業に対する研究熱心な姿勢も崩さない。自宅で映像を見て打撃フォームを分析し、気付いた点をノートにまとめた。「いい時と悪い時があったので。そういう時にそのノートを見て」と開幕後、ベンチに持ち込んでプレーに生かす考えだ。

 この日は屋外でのフリー打撃を再開するなど、約2時間半、汗を流した。開幕は早くても6月以降。未曽有の危機に陥っている中でも主将はナインの思いを代弁した。「こんな状況ですけど、絶対に開幕する日がくると思う。そこにモチベーションを合わせて、ファンの方々に全力プレーを見せられるように頑張りたい」。多くのファンが待ちわびている日に備え、最善の準備を進めていく。

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