阪神、日本ハムや米大リーグ・メッツなどでプレーし、現役復帰を目指すことを明らかにしている新庄剛志氏（４８）の著書が出版されることが１０日、分かった。タイトルは「もう一度、プロ野球選手になる。」で、６月１５日にポプラ社から刊行される。

　昨秋、現役復帰をぶち上げ、世間を驚かせた新庄氏。著書の中では、阪神時代に師事した故・野村克也氏との思い出や、昨年３月に現役を引退したイチロー氏への思いなどが散りばめられている。さらに「新庄野球塾」と題し、ファンを魅了した守備について、自らの理論でアドバイスを送っている。

　プロローグには「いまの時代、夢にトライできないままあきらめる人も多いと思う。それならぼくが先頭に立って走り出そう。挑戦する姿を見せることで、みんなの勇気になりたいんだ」などと強い意志が記されている。４８歳にして、かなえば奇跡と言える挑戦に臨むレジェンド。この１冊には、思いのすべてが詰まっている。