阪神 猛爆10点!2死から6点 4戦連続2桁安打、3年ぶりOP戦勝ち越し

 8回、2死から植田(手前)が適時三塁打を放ち、手をたたいて喜ぶ矢野監督(左)ら阪神ベンチ
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 「オープン戦、オリックス4-10阪神」(14日、京セラドーム大阪)

 「当たり前」のレベルは着実に上がっている。常に攻める。どんな状況でも諦めない。阪神の矢野阪神がしぶとい逆転勝ちで3連勝。17年以来3年ぶりのオープン戦勝ち越しを決めた。

 矢野監督はうなずきながら試合を振り返った。「チャンスがあれば、どんどんトライしていくのがウチの野球。そういう準備力は、みんなのレベルがしっかり上がってきて、そういう(厳しい)ところで勝負できる形になっている」。4試合連続となる2桁安打の16安打10得点での大勝は、内容も濃かった。

 1点を追う七回は、2死から近本が左前打。上本の1ボール2ストライクからの4球目にランエンドヒットを仕掛けると、上本が左前打を放って一、三塁。陽川の逆転3ランへとつながった。

 1点差に迫られた八回にも粘り腰を見せた。2死三塁から高山が四球を選び、植田の2球目で二盗に成功。2死二、三塁として、植田が右翼越え2点三塁打を放った。

 ともに2死からの得点。「2死から(の得点)は本当に大きい。ダメージがでかい。そういう攻撃ができるのはウチの強みというか、2死からでもいくぞっていう雰囲気は持ち味にしていきたい」と指揮官。仕切り直しの開幕へ向けて、また手応えをつかんだ。

 得点した場面以外でも、積極的な姿勢が見えた。六回2死一塁は熊谷が初球に二盗。七回2死一塁も島田が初球に二盗を決めた。ボディーブローのようにプレッシャーを与える野球は今年も健在だ。矢野監督は「根付いているし、今年急にできるようになったわけではない。というか、急にできない」とグラウンドへ送り出す選手への信頼を口にした。

 「もっと高いところを目指していく、というのはチームとしてある。みんな、そういう気持ちでやってくれている」。目指す野球は明確。開幕までさらに磨きを掛けていく。

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