阪神・藤浪晋太郎投手（２５）が１２日、甲子園で全体練習に参加。新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてセンバツ大会の開催が中止となったことについてコメントした。

　練習後、複雑な表情を浮かべて「難しいところですけどね。完全に個人的な意見ですけど」とした上で「無観客（試合）でもいいからやらせてあげてほしかったなというのが本音というか…、世の中がこんな感じとはいえ。もう中止と決まった以上、各校、夏に向けて切り替えてやるしかないと思うので」とエールを送った。

　今春は母校・大阪桐蔭も出場予定だった。「センバツに向けてかなり厳しい冬の練習をしていたでしょうし、すごく残念ですけど、仕方ないと言えば仕方ないのかなとは…」と後輩を思いやった。

　藤浪は２０１２年に甲子園春夏連覇の偉業を達成している。