阪神・ガンケル、4回8安打7失点の大崩れも前向き「学ぶという意味でいい機会だった」

 2回、ガンケルは中田に3ランを許す(撮影・山口登)
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 「オープン戦、阪神-日本ハム」(7日、甲子園球場)

 先発したジョー・ガンケル投手(28)=前マーリンズ傘下3A=が、予定していた5イニングを投げきれず、4回8安打7失点と大崩れした。

 既に開幕ローテーション入りを当確させているが、残り2週間を切った中で一抹の不安を感じさせた。開幕前のKO降板になったが、新助っ人は前向きに捉えた。

 「結果は望ましいものではなかったけど、試してみたかったことは試せました。今日は日本人選手がどのように対応してくるか見れた。学ぶという意味ではいい機会だった」

 初回。先頭の西川を3球三振に仕留めたが、ここから苦しんだ。渡辺に中前打を浴びると、近藤を歩かせて一、二塁。4番・中田を迎えた。その初球、真ん中高めに甘く入った148キロを狙われ、中前適時打で先制点を失った。

 ここから大田、横尾、宇佐見と4連打で4失点。3人には、追い込んでから決め球を痛打されるなど、不安を残す投球内容にもなった。

 さらに二回には1死一、三塁のピンチで再び中田と対戦。またも初球、高めに浮いた146キロを、バックスクリーン右に運ばれた。オープン戦は3度目の登板。2月23日の広島戦で、3回無安打無失点と好投すると、今月1日のソフトバンク戦では、3回2安打2失点。バレンティンに初回、2ランを浴びたが、以降は要所を締めた。

 開幕まで残り2週間を切った。三回、四回と立ち直って2イニングを無安打無失点に抑えた。登板前には「まずは5イニング投げ切ることが一番重要。キャンプ期間中は試していなかったカットボールも使ってみたい」とテーマを掲げていたが、試すほど余裕もなかったようだ。

 順当ならシーズン前の調整登板は残り1試合。きっちりと修正して開幕を迎えたい。

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