阪神 1番糸井から超強力打線 3番マルテ、4番ボーア、5番サンズ 聖地で初お披露目

 阪神が4日に行われる広島とのオープン戦(甲子園)で超強力打線を組む。ポイントとなるのはクリーンアップに外国人3人を並べる打線を「1番」で引っ張る糸井嘉男外野手(38)だ。3日の甲子園での全体練習では、9発の柵越えを放ち“糸井節”も全開。今年2度目の実戦出場でも存在感を見せつける。

 本拠地のオープニングゲームにふさわしい超強力打線の完成だ。2020年の甲子園初戦となる4日の広島戦。1番・糸井から始まり、矢野監督が「理想」とする2番・近本と続き、マルテ、ボーア、サンズが中軸を務める。さらにDH制を生かして6番に福留。まさに夢の「新猛虎打線」だ。

 助っ人野手3人衆のクリーンアップは2月24日のヤクルトとのオープン戦(浦添)でも実践済み。「十分に(シーズンでも)あり得ることなんでね」と矢野監督は話す。今回ポイントとなるのは、その強力打線を引っ張る「1番・右翼」で出場予定の糸井の存在だ。

 「まだ、決めたわけでも何でもない」と前置きした指揮官だが「現状、自分の中で(糸井の打順を)はめていこうと思ったときには『1番』がいいのかなあと思っている」と明かした。

 糸井はこの日、甲子園で行われた全体練習でシートノックから参加し、フリー打撃では44スイング中9発の柵越えを披露した。昨年10月の左足首手術を経て、198日ぶりの実戦復帰となった2月23日の広島戦(コザ)では「1番・右翼」で先発し、2打数2安打。試合後には回復具合を「99・8%!」と表現した。

 この日も“糸井節”は絶好調。前回出場時に守備機会がなかったことを問われると「俺のとこ10球ぐらい飛んできたやん!」とボケをかます。さらに極め付きは無観客試合へ挑むに当たって発した「(観客が)いるイメージでやります。バリやじられているイメージで!」のコメントだ。

 井上打撃コーチも「相手に恐怖感を与えるにはもってこい。結構なプレッシャーになる。俺は大賛成」と期待する超人の切り込み隊長。シーズンでの実現をにらんだ本格テストが始まる。

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