阪神・ボーア、謎の特注かばん持参 その中身は…プレステだった

 阪神の首脳陣、外国人選手らが1月31日、キャンプ地・沖縄入りした。新加入のジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス=は、特注のアタッシェケースを持参。あの高級ブランドを思わせる模様をしたケースの中身はなんと…。新4番候補はキャンプ初日から打撃練習を行う予定。“本業”でも度肝を抜く。

 巨体を揺らし、空港を闊歩(かっぽ)するその荷物に思わず目が行く。ボーアがスーツケースとともに手にしていたのは、イニシャルの“JB”とあの高級ブランドのモノグラム柄を思わせる模様が施されたハードケースだった。

 その中身はグラブか?秘密の練習道具か?それとも…?いずれにせよ、いかにも高級そうな特注のアタッシェケースに入れて用具を持ち運ぶなんて、実にしゃれている。

 さすがは元メジャーリーガー。目にした誰もが感心しつつ、その中身に興味津々。そして全体ミーティング後に取材に応じたボーアが、ついにその中身を明かした。

 「あーあれかい?プレステ(プレイステーション)が入っているんだ」。またまた得意のジョークなのか?報道陣が笑いに包まれる中、本人は至って真剣な表情で説明を続ける。「ゲームのモニター付きのケースなんだ。『GAEMS』っていうメーカーが作っている特注のプレステ専用ケースなんだよ」

 開いた上部には内蔵されたモニター、下にはゲーム本体が収まる代物らしい。自らのイニシャルが入った特注ケースを作るぐらいだから、これは筋金入りのゲーマーである。

 「好きなソフト?オンラインゲームなら何でも好きだよ」と話したボーアだが「ちょっと時差があるので難しいんだけど…」とアメリカの友人とプレーできないのが少し寂しそう。「もしチームメートでする人がいれば一緒にしたいんだけどね」とチーム内にゲーム仲間を求めていることを明かした。

 『おにぎり』『ジョーク』に続き、『ゲーム』で話題になったが、肝心の野球に関してもはやる気持ちを抑えきれない。「いよいよ野球ができるので本当に楽しみだね。興奮しているよ!」

 キャンプ初日から打撃練習を行う予定。ようやく“本業”で話題を提供する。「みんなが楽しみにしているのは足じゃなくてバッティングの方なのかい?」。最後もジョークでけむに巻いた4番候補。いよいよそのベールを脱ぐ時が来た。

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