阪神新4番候補ボーア 入団会見で日本語を披露「オオキニ!」

豪快なスイングを披露する阪神 ジャスティン・ボーア=阪神球団事務所(撮影・高部洋祐)
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 阪神の新外国人、ジャスティン・ボーア内野手(31)=前エンゼルス=が29日、同じく新入団となるジェリー・サンズ外野手(32)=前韓国・キウム=とともに兵庫・西宮市内の球団事務所で入団会見を行った。

 矢野監督が「現状では4番に一番近い存在」と期待する大砲は黒のシャツに黒ネクタイ、グレーのスーツで登場。「ここ2年ぐらい、阪神から声が掛かっていて、来日したい気持ちがどんどん大きくなっていた。それがかなって興奮しています」と現在の心境を語った。

 身長193センチ、体重122キロを誇る超大型一塁手。昨季は52試合の出場で打率・172、8本塁打にとどまり、メジャーに定着することはできなかった。だが、3Aでは49試合の出場ながら打率・316、17本塁打をマークと格の違いを見せている。

 イチローの同僚としてマーリンズに所属した17年シーズンには、25本塁打を放つなど、大リーグ通算92本塁打。メジャーでもそのパワーは認知されていた。持ち味を問われたボーアは「パワー!」と即答。「長打力が自分の強み。ホームランもそうだけど、外野の間を抜くようなパワーがあります」と胸を張り、「盗塁はあまりしないですが、もしかしたらするかも…」と笑わせた。

 「みなさんの高い期待に応えられるように、バットで貢献したい」と表情を引き締めたボーアは「ニホンゴハスコシワカリマス」「オオキニ!」「イイオテンキデスネ」と日本語で勉強の成果を披露。この男の打棒が2年目を迎える矢野阪神の命運を握ることになりそうだ。

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