阪神・守屋が緊急会見「法的措置も検討」 内出血は「止めるために手首を持った」

会見の冒頭で頭を下げる阪神・守屋功輝=阪神球団事務所(撮影・高部洋祐)
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 妻を殴ってけがを負わせたとして、兵庫県警が傷害容疑で書類送検したことが明らかになった阪神の守屋功輝投手(26)が23日、兵庫・西宮市内の球団事務所で緊急会見を開いた。既に球団、警察の事情聴取を受けたことを明かし、今週発売された週刊文春の記事内容について真っ向から反論した。

 会見場に姿を見せた守屋は、開口一番に騒動について謝罪。「大変お騒がせをし、応援してくださっているファンの方々、チームメートや関係者の皆さまに、多大なるご迷惑、心配をお掛けしてしまい、申し訳ございません」と頭を下げた。今後について「週刊誌の件につきましては、事実と異なることが多く、弁護士と相談した上で、法的措置も検討している。真実を話していきたい」と続けた。

 捜査関係者によると、容疑は2018年4月26日、自宅で妻(26)の頭を殴り、頭部にけがをさせた疑い。妻が西宮署に被害届を提出していたというが、これについて「夫婦げんかは日常茶飯事に起きていまして、妻の方から暴れ出して、引っかかれたり。止めるために手首を持ったことがあります。持った上でやろうとしたことがあって、ああいった内出血になった」と反論。「ケンカは日常茶飯事に起きていて、遠征中はグローブやリュックを壊されたこともあって、精神的にもキツかった」と主張を続けた。

 警察の事情聴取でも同様の証言を行い、担当官からも「被害届を出したらどうですか」と提案されたが、家族の問題として、本人は届けを出すことはなかった。「夫婦のこと。被害届を出すというのは、僕としてはあり得ないと思っていたので、僕はしなかった。12月中に協議離婚に向けた話し合いを、お互いに弁護士を付けた状態でしていました。そこで円満に話し合いをしている中で、急に警察の方から僕のところに電話が入り、そういうこともあって、話が決裂してしまった」と話した。

 守屋は2014年度ドラフト4位で入団。矢野監督が2軍監督を務めた18年には、ファーム日本一に貢献した。昨季は1軍でも中継ぎとして大事な場面で登板。“矢野チルドレン”として、チームで3番目に多い57試合に登板し、2勝2敗。契約更改では700万円から2300万円へ大幅昇給した。6年目の今季に向け、1月上旬からは倉敷マスカットスタジアムで巨人・田原らと自主トレを行っていた。

 球団として、2月1日のキャンプインに向けて、支障はないというスタンスを示している。今後について守屋も「感謝の気持ちを持って、チームに貢献できるように取り組んでいきたい」と抱負。野球でチームに貢献することで、騒動に対しての恩返しを誓っていた。

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