阪神のドラフト１位・西純矢投手（１８）＝創志学園＝が２日、岡山県内にある同校専用の室内練習場で自主トレを公開した。

　春夏の甲子園大会を目指して鍛錬を重ねた原点の地で２０２０年初始動したルーキー。キャッチボールを終えると、ブルペンで立ち投げを行い、約３０球を投じた。その内１球はスライダーも試し投げ。その後はティー打撃や打撃投手相手の打ち込みで感覚を確認した。「年を越して初めての練習で自分が思っている以上に体がよく動いていたのでよかったです」と納得げだ。

　近日中の入寮が決まっている西純。新たな戦いが始まるが、目標は「開幕１軍」と大きく掲げた。「プロの舞台に入る。上を目指したいので、開幕１軍を目指したい。プロでの１年目なんで周りになれないこともあると思うんですけど、そういうことを言い訳にせず、１軍でどれだけ投げられるかだと思う。勝負してやっていけたら」と言葉に熱を込めた。