大山 来季こそ4番一本立ち!福留“ざんげ”に奮い立った「全ては技術不足と弱さ」

 遠投をする大山
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 阪神の大山悠輔内野手(24)が13日、4番打者としての「一本立ち」を誓った。前日12日、福留が契約更改後の会見で大山に対し「迷惑を掛けた」と“ざんげ”。これを自身の責任と受け止めた背番号3は、周囲に頼ることなく自らの地位を高めることに意欲を示した。名実ともに猛虎の主砲へ成長すべく、今季の経験を生かしていく。

 先輩の言葉に心が動いた。そして自らの胸を占める責任感は、一層強くなった。大山は「一本立ちというか、一人でもしっかり結果を残していけるというのを見せていかないと、自分の立ち位置は確保できないと思うので」と引き締まった表情で、来季への決意を言葉に乗せた。

 前日12日、契約更改交渉に臨んだ福留が「チームとして大山を育てるという中で、その助けをできなかったことが情けなかった」と謝罪。大山は球団納会の席でも福留から「後ろ(5番)を打つのに、すまなかった」と言われ、その原因は自分にあると受け止めた。

 自分の打席結果がチームの勝敗に直結する4番という打順。「正直なところ、そう思わせてはいけない。すべては自分の技術不足と弱さなので。そこが一番かなと思います」と自身のふがいなさを責めた。決して言い訳はしない。チームを担う存在だからこそ、その責任の重さを痛感し、来季に必ずつなげていく。

 今季は開幕から105試合連続で4番を任されたが、その後に打順降格も味わった。全143試合に出場して打率・258、14本塁打、76打点。「結果と自分の情けなさというのもある。そこを忘れてはいけない。自分自身でしっかり結果を残していれば、そういったことを孝介さん(福留)に言われることもなかったと思うので」と主軸としての自覚をにじませた。

 この日は鳴尾浜でキャッチボールや室内でのマシン打撃で調整。糸井と福留、百戦錬磨のベテランに挟まれる立ち位置だが、そこに甘えはない。「いつまでも頼っていることはできない。結局は自分次第なので。この世界で残っていくためには自分で努力するしかない」と大山。今季の経験を糧に、誰からも認められる主砲への道を歩んでいく。

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