糸井 40歳でも頑張ります!近本と盗塁王争い 300盗塁あと3

 トークイベントで笑顔を見せる糸井(右)と吉田正
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 阪神・糸井嘉男外野手(38)が13日、大阪市北区のステーションシティ内の「梅田スノーマンフェスティバル2019」のトークショーにオリックス・吉田正尚外野手(26)と参加した。今季は左足首負傷の影響もあり、9盗塁で07年以来の盗塁数1桁に終わった。通算300盗塁まであと3としているが、今季の盗塁王を獲得した近本に「張り合えるように」と果敢に走る考えだ。

 気温10度。少し肌寒い中だったが、糸井の軽快なトークに周囲は笑顔になった。30分間、約500人の聴衆が聞き入った吉田正とのトークショー。来季は、近本と盗塁数で対等に戦うとファンの前で誓った。

 「(近本と)張り合えるようにね。僕も40歳前なんですけど、頑張ります!」

 今季は07年以来、12年ぶりに盗塁数1桁に終わった。8月9日・広島戦(京セラドーム)で二盗を企図した時にベースで左足首付近を強打して離脱。そのままシーズンを棒に振り、9盗塁に終わった。「自分自身、調子が良かったので残念…」と悔しさがこみ上げた。

 16年のオリックス時代は、53盗塁をマークし、福本豊(阪急)、大石大二郎(近鉄)に並ぶ35歳シーズンでの最年長盗塁王に輝いた実績を持つ。通算300盗塁にもあと「3」。「走塁には興味を持っているので」と話すだけに、近本との盗塁面での共闘にも期待がかかる。

 阪神での3年間、いずれも故障での離脱を経験しているだけに、盗塁だけじゃなく、シーズン完走も目標に掲げた。「セ・リーグ制覇へジャッカルしたい。最後まで突っ走れるように」。2020年、糸井がどこまでも走り続け、そのままVロードを突っ走る。

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