中田オレもやる!マサ塾を熱望 新人時代知る大先輩に再び弟子入りだ

 「NPB AWARDS 2019」(26日、グランドプリンスホテル新高輪)

 ソフトバンクからトレードで阪神に移籍した中田賢一投手(37)が26日、東京都内で行われた「NPB AWARDS 2019 supported by リポビタンD」に出席し、来春キャンプで山本昌氏との再会を熱望した。中日では新人時代から9年間共闘。マサ塾の門下生に名乗りを上げた。

 再会を心待ちにした。中田が秋季キャンプで何度も開かれた“マサ塾”の自身への開講を願った。「吸収できるものは吸収したい。吸収できるものだらけだと思うので」と山本昌氏が引き続き臨時コーチを務める来春キャンプ到来を切望した。

 中日時代に9年間、同じユニホームに袖を通した。若手の頃に聞いた助言は知恵となり、力となり、糧となった。プロ15年目を終えて37歳。見渡せば後輩ばかりのベテラン選手になった。望むのは、今だからこそ聞ける話だ。

 「年齢を重ねてきて感じているものを聞いてみたい。山本昌さんにしか聞けないこともあると思うので」

 山本昌氏だけが知る50歳まで現役を続けられた“長寿の秘けつ”。「どういうバランスでやっていたのかも聞きたいですね」。技術面に加え、体力面でも教えを請う。貪欲な姿勢が来季の飛躍につながる。

 新天地での新しいスタート。来年1月は恒例のグアム自主トレをやめ、鳴尾浜と甲子園での“売り込み”期間とする。すでに年上の先輩には電話でのあいさつを終えたという。後輩たちには「いろんな面で話しやすい先輩になっていきたいので。楽に話しかけてくれたらなと思います」とし、本拠地での始動を選んだ。

 2軍ではあるものの、最優秀防御率、最高勝率の表彰を受けた。15年目で初めて見る景色に中田は意を新たにした。「15年目でアワーズに来るのは初めて。身の引き締まる思いですし、また来季に向けて頑張らなくちゃいけないなと」。強い気持ちが自分自身を支えていく。新天地での再会をきっかけに“暴れ馬”が再び躍動する。

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