岩田、転機となったコーチの助言に言及「腕を落としてみたら?」

講演会で自身の体験を語る阪神・岩田稔=京都・西城陽高校(撮影・田中太一)
3枚

 阪神・岩田稔投手(36)が22日、京都府立西城陽高等学校でオリンピック・パラリンピック教育推進事業の講演会に出演。高1~3年生までのスポーツ専攻クラスを対象に行われた。今回で5回目で競技の理解を深めるために特別開講されている。かつては、十種競技の日本記録保持者の右代啓祐氏なども参加している。

 阪神に入団したばかりの頃を感慨深げに振り返った。150キロの直球を投げていた左腕だが、ブルペン投球でも捕手のミットに届くよりはるか前の所でバウンドするなど、イップスのような状態に陥ったという。

 そんな時に阪神で元2軍コーチを務めた遠山奨志氏から「横回転なんだから、腕を落としてみたら」と助言を受け、オーバースローからスリークォーターに変更。これが起点となり「14年間、プロを続けることができています」と秘話を明かしていた。

 自身が抱くトレーニングの意識付けについて話す場面があった。「今年ダメだった所をすぐにどうしようというのではなくて、長期的に考える。5年後、10年後にどうなりたいかを考えてケガ無くパフォーマンスができるか」。実際に、水泳などで肩関節を柔らかくしたり、趣味でもある自転車をこいで筋肉の使い方も確認しているという。

 オリンピックに向けた特集番組なども行われるだけに、生徒たちに「すごいなあって見るより、強い理由は何か。体の動き方を見たり、どういう練習をしているのか。一歩中に入った見方ができれば面白いと思う」と生徒たちに提言していた。

2023-11-05
2023-11-04
2023-11-02
2023-11-01
2023-10-31
2023-10-29
2023-10-28
2023-10-20
2023-10-19
2023-10-18

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス