近本よ打率3割が最低条件 “井上塾”入門いきなり猛ゲキ!
「阪神秋季練習」(22日、甲子園球場)
阪神の近本光司外野手(24)が、井上打撃コーチから「(打率)3割。これ、最低条件だよ」とゲキを飛ばされた。来る者拒まず方針の“井上塾”に入門し、今季は届かなかった大台到達を目指す。
高山とコンビを組んだロングティー中、歩み寄ってきた井上打撃コーチから声を掛けられた。約5分間の初コンタクト。タイミングの取り方、ヘッドスピードの速さなどを評価された後、奮い立つゲキを飛ばされた。
「『あれだけの足を持っていて、素晴らしい新人を獲りましたね』って言うけど、(打率)2割7分ちょっとやろ?おまえの足を持ってすれば3割、これ最低条件だよ」
スイングの実演など、直立不動で見聞きしていた近本は、熱い初指導が響いた様子だった。「聞きたいことは、井上コーチに聞いていきたいと思う」。具体的な内容は明かさなかったが、ヒントをつかむために積極的に質問していくつもりだ。
秋季練習初日は、2人組のロングティーで約400球を打った。今後はこれまでよりもスイング量が増える可能性もある。「コーチによって練習が変わるんだなと思いました」。新たな刺激を受けた再スタートとなった。