高野 トレード交換相手のロッテ・石崎と投げ合う

 6回から2番手で登板し、力投する高野(撮影・北村雅宏)
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 「フェニックスリーグ、ロッテ-阪神」(8日、アイビースタジアム)

 阪神・高野圭佑投手(27)が古巣相手に初登板した。トレード相手でロッテに移籍した元阪神の石崎剛投手(29)とも投げ合った。

 六回から登板した高野。マウンドに上がる前は「やはり変な緊張があった」と振り返る。ただ、マウンドに上がれば切り替えて投球ができたと話し、直球主体で投球を展開。2回1安打1失点(自責点0)でマウンドを降りた。

 最速は152キロを計測したが「最低限、これくらい出さないと今の阪神の投手の中には入っていけないと思う。リリーバーの中には食い込んでいけないなと思うので、数字も大事にはなってくる。こういう投球が最低限できれば」と気合いをにじませていた。

 一方、石崎は八回から登板。5四死球と制球に苦しむ場面もあったが、2回1安打無失点で勝利投手に。「いい意味で前にいたチームですし、お世話になったチームなので結果でと思っていたんですが…。今までここで学んだことを出したかったという思いもあったんですが、変に空回りすることもあった」と反省。24日の同戦でのリベンジを誓った。

 両選手は試合前に初めて対面し、あいさつを交わした。ともに試合に登板しただけに、高野は「両チームの監督さんが粋な計らいをしてくれたと思います」と笑顔で振り返っていた。

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