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【中田良弘氏の目】勝負を分けた近本の何げない二盗

 8回、北條の逆転打で生還し、ナインとタッチを交わす近本(中央)
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 「セCSファーストS・第1戦、DeNA7-8阪神」(5日、横浜スタジアム)

 勝負の分岐点はいくつかあったが、八回に近本が盗塁を決めた場面に注目したい。1点を追う2死一、三塁から一走・近本は二盗に成功した。三塁に走者がいたこともあり、捕手は送球もしなかった。観客が沸くこともなく、何げない盗塁にも見えた。

 しかし、これが大きかった。二、三塁の局面に変わったことで、DeNA側は逆転の走者となる二走の生還を防ごうと外野手が前進守備を敷いた。ここで打者・北條は中越えの逆転三塁打を放ったわけだが、中堅手が定位置で守っていたら中飛に終わっていたかもしれない打球だった。

 もしDeNA側が一走・近本に対して何度もけん制球を入れるなどしていれば、少なくともスタートは遅らせることができた。2死ということで、打者に集中していたのだろうが、まさに勝負を分けた二盗だった。

 最大6点差の逆転勝利の勢いは、2戦目にもつながるはず。逆にDeNAにとっては重い空気を引きずりかねない敗戦となった。

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