近本、ミスターに王手の152安打、リーグトップ34盗塁目で逆転劇演出
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「阪神-ヤクルト」(18日、甲子園球場)
阪神・近本光司外野手が七回の第4打席でこの日2安打目となる中前打を放ち、今季152安打目を記録した。長嶋茂雄(巨人)が1958年に記録したセ・リーグ新人記録の153安打に王手をかけた。
客席が大盛り上がりを見せたのは1点ビハインドで迎えた七回。この回先頭打席に近本が入り、ヤクルト2番手・ハフがカウント1-1から投じてきた内角直球を中前へ運んだ。初回の第1打席ではヤクルト先発・ブキャナンから左前打を放っており、この日の2安打でセ・リーグ記録にあと1本に迫った。
見せ場は終わらない。さらに七回1死でマルテへの初球に今季34盗塁目となる二盗に成功した。この時点で、ヤクルト・山田哲を抜きリーグ単独トップ。その後、近本は三塁まで進み、2死一、三塁から高山の中前適時打で同点のホーム踏んだ。また、大山の勝ち越しタイムリーも飛び出した。
頼もしい新人の活躍が呼んだ猛虎の逆転劇。この日の試合前の時点で9月月間打率・310と好調の近本。猛虎の新人がバットと足で聖地を沸かせた。