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ガルシア 106日ぶり3勝目「仲間に感謝」引退メッセの魂受け継ぐ

 ヒーローインタビュー後、スタンドの声援に応えるガルシア 
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 「巨人1-2阪神」(16日、東京ドーム)

 マウンドを降りた阪神のガルシアは、ベンチの最前列で祈るように戦況を見守った。虎の子の1点を守り抜いてくれた中継ぎ陣。勝てなかった日々の心の隙間は、仲間の笑顔が埋めてくれた。「きょうは仲間と中継ぎの方に勝ちを頂いたと思っていますし、本当に感謝しています」と白星の味をかみしめた。

 序盤からピンチの連続だった。初回2死一、二塁でゲレーロをチェンジアップで空振り三振。三回も四球と安打でピンチを招いたが、坂本勇を右飛、1死一、三塁から3番・丸をこの日最速となる150キロ直球で遊ゴロ併殺に仕留めると、マウンドでグラブを叩きながら喜びを表現した。

 四回に小林に適時打を浴びたが、最少失点で耐えた。毎回四死球を与え、三者凡退は一度もなかったが、角度ある直球を低めに集めて要所を締めた。打席では、先頭で迎えた三回にセーフティーバント。アウトになったが「自分が塁に出れば仲間が何とかしてくれる」との思いで勝利への執念を体現し続けた。

 6月2日に2勝目を挙げて以降、12戦白星なしの6連敗中だった。「自分はローテで投げさせてもらっているだけで幸せ」と話していた左腕はローテ剥奪を経験し、今回巡ってきたチャンスで悔しさをぶつけた。13日に引退を発表したメッセンジャーには尊敬の念を抱き、「すごく長い間活躍されてお疲れさま、と。彼の背中を見てやっていきたい」と思いを新たにした。

 自身の今季初登板は4月2日の巨人戦。4回7失点と屈辱にまみれた出発点から敗北を繰り返し、ようやく今季東京ドーム最終戦で宿敵から4戦目にして初白星を手に入れた。「心は痛かったけど、毎日全力でやることの方が大事。自分は練習が好きなので、続けてきたことが、きょうという日になった」と感慨深く振り返った。苦い記憶を振り払う意地の90球は約3カ月間、心が折れなかった何よりの証しだった。

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