阪神藤川“松坂世代”の広島永川引退に「納得するまで現役をできたと思う」

 「広島-阪神」(6日、マツダスタジアム)

 阪神の藤川球児投手(39)が、広島・永川勝浩投手(38)の今季限りでの引退発表に、独特の表現で惜別のコメントを残した。昭和55年…いわゆる「松坂世代」の一員。「納得するまで現役を続けることができたと思う。広島カープらしい選手でしたね」と評した。

 「入った時から強い体で。すごい努力家というのも聞いていた。十分に努力もして、はたから見てもしっかり自分の納得するまで、現役をできたんだと思います」

 互いに長く抑えとして、チームを支えてきた存在。「それでもポジションは関係ない。それはチームが決めること。自分が決めるのは野球をするのか、辞めるかということ。そういうことに左右されず、彼も現役を続けてきたと思う。(左)膝も手術したと聞いた。後輩からの人望も厚かったようですし、これからの道が非常に楽しみです」と思いやった。

 同学年がまた1人、ユニホームを脱ぐが「(さみしさは)ないですね。だいぶ前から、そういうのは考えないようにしている。新しい人生のスタートが切れることを楽しんでほしいですし、僕は楽しみだと思って人生を送るべきだと思う。僕もたくさんの決断をしてきましたけど、自分にとって何が一番かを考えて決断してきた。本人も納得していているようなので、彼の今後が楽しみです」と、はなむけの言葉でエールを送っていた。

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