近本 今季133安打目は貴重な適時三塁打 初回には27個目盗塁も

 5回、右線へ適時三塁打をった阪神・近本光司はガッツポーズを見せる=甲子園(撮影・田中太一)
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 「阪神-巨人」(1日、甲子園球場)

 阪神の近本光司外野手が五回、リードを広げる適時三塁打を放った。これで今季133安打目。高山の持つ球団新人安打記録まで、あと3本とした。

 1点リードの五回だった。梅野が四球を選んだが、岩貞が犠打失敗。続く木浪も空振り三振に倒れた。2死一塁で打席を迎えると、近本がバットで嫌なムードを振り払った。136キロの直球に反応すると、打球は右翼・亀井の横をすり抜ける。一気に梅野がホームへと生還。近本も三塁を陥れ、貴重な追加点を奪った。ベンチでは先発の岩貞が両手を合わせて感謝していた。

 近本は「打者有利のカウントだったので、思い切って打ちにいきました。貴重な追加点になってよかったです。ここからもう1本、2本と打てるように頑張ります」とコメント。頼もしいルーキーが、チームを鼓舞した。

 また初回には、今季27個目の二盗にも成功。球団歴代では1948年の後藤次男と並ぶ2位となった。打って、走ってと存在感を見せつける近本。セ・リーグトップのヤクルト・山田哲(現在32盗塁)を追いかける。

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