糸井 屋外フリー打撃再開 安打性14本柵越え1本
左足首関節炎で、10日に出場選手登録を抹消された阪神・糸井嘉男外野手(38)が16日、鳴尾浜で屋外フリー打撃を再開した。新井2軍打撃コーチが打撃投手を務め42スイングで安打性14本。右翼への柵越えも1本放った。
右翼から左翼に吹いていた風をモノともしなかった。フリー打撃前のロングティーでは、20スイングで2本の柵越え。周囲の選手、スタッフ、観客をどよめかせた。フリー打撃では42スイング目に右中間を破る打球を放ち「OK!」と笑顔で締めた。
打撃練習以外では、ジョギングやウエートなどで約2時間の調整。引き揚げる際には「花火行こか…花火したいな」と上機嫌に糸井節をさく裂させる場面もあった。
練習を見守った平田2軍監督は「若い子たちの参考にもなるね。あとは足。走れるかとかじゃないか」と話した。バットで豪快な花火を打ち上げるため、糸井が万全な態勢に仕上げていく。