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虎逆転負け…首位Gと9・5差 3位DeNAと4・5差…CSへ食らいつけ

 7回、見逃し三振に倒れる高橋遥
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 「巨人2-1阪神」(16日、東京ドーム)

 なんでやの!阪神が首位・巨人に逆転負けを喫し、ゲーム差は逆転優勝の可能性がさらに遠のく9・5差に広がった。1点を追う七回、矢野燿大監督(50)はセオリーを無視して、先頭の高橋遥人投手(23)に代打を出さない“奇策”に打って出たが実らず。拙攻のオンパレードで、3位とのゲーム差も4・5に広がった。

 セオリーとは違う采配を振っても、高橋遥に何としても勝ちをつけたかった。1点ビハインドで迎えた七回の攻撃は9番の先発・高橋遥から。負けている状況での終盤だ。代打を送ると思われた場面で、矢野監督はそのまま打席へ向かわせた。結果、三者凡退で無得点。その裏を期待通りに無失点に抑えた高橋遥は、ベンチで味方の逆転を待った。

 「あそこで下げる内容の投球じゃないし、勝たせてやりたいっていうのも、もちろんある。その姿を見て、打者がどう奮起するかっていうのもあった」

 指揮官は代打を送らず続投させた理由を淡々と説明した後、怒気をはらんだ口調で打線への不満を口にした。

 「バッターが打たんかったから負けただけ。何とかしたらなアカンよね。あのピッチングで負けさすわけにはいかないって。俺らプロである以上、結果で評価されるんやから」

 象徴的なシーンは高橋遥がマウンドを降りた直後の八回だ。植田、島田と代走を送って勝負をかけた1死一、三塁の場面。大山が三ゴロ併殺に倒れると、ドーム内に歓声と悲鳴が交差した。この試合、3度の得点機で凡退した大山は「1死一、三塁で最低限やれることはあった。それができなかったことが負けた理由です」と責任を一身に背負った。

 指揮官は「悠輔(大山)一人じゃないじゃん。マルテだって打たなアカンし、ソラーテだってなんとかせなアカンやん」と表情は冷静ながらも、怒りは収まらない様子で話した。

 五回無死一塁では木浪にバスターエンドランを命じ、得点圏に走者を進めた場面もあった。「チャンスメークはしっかりできている。後は、かえす人がかえすっていうことだけのゲームやったと思う。悔しいね」。待っても、動いてもホームが遠い。もどかしさに表情をゆがめた。

 1敗がズシリと重いシーズン終盤。課題の貧打が浮き彫りとなる、やるせない真夏の夜となった。

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