矢野監督、嘆く「どれがいいのかまだ分からない」打線組み替えも不発で完封負け
「広島7-0阪神」(2日、マツダスタジアム)
阪神が長期ロード初戦で大敗を喫した。広島・大瀬良の前に今季両リーグワーストとなる11度目の完封負けとなった。
今季初めて糸井を1番に起用し、3番にソラーテを入れるなどこの日も打線を組み替えて臨んだが、広島・大瀬良の前に散発5安打と不発に終わった。矢野監督は「ソラーテの使い方がどうなのか。(糸井)嘉男もよく出塁してくれる。そういうところでどうかなと。やってみようと、やったんだけど」と打線変更の意図を明かしたが、「すごくいいと思わんけどね」という大瀬良を打ち崩せなかった。「のらりくらりというか。同じ球種でもちょっとタイミングを変えたりとか。そういうところで打てなかった。完封されたら、もちろんダメだけど、されてしまった」と振り返った。
課題の守りでもまたミスが出た。初回に1死満塁から、ソラーテが二塁ゴロをはじくタイムリーエラーで先制を許し、失策数は両リーグワーストの84となった。矢野監督は「慣れなのか…確かに簡単な打球ではないけどね。もちろん捕ってもらいたい打球ではあったと思うけど」と嘆いた。
今季、依然として固定できない打線。「全体的にソラーテが来てどれがいいのかっていうのがまだ分からない。考えます」とさらなる組み替えも示唆。一向に解消の兆しが見えない貧打に、指揮官の悩みは尽きない。