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遥人0封!劇勝呼んだ「めちゃくちゃ楽しい」リハビリ乗り越え快投6回4安打7K

 2回、広岡を空振り三振に仕留める高橋遥(撮影・北村雅宏)
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 「阪神1-0ヤクルト」(23日、甲子園球場)

 黄色い風船がきれいに揺れる。そして春風に吹かれ、舞い上がった。初めて見たサヨナラの景色。その歓喜の裏には、仲間を信頼し、自分自身を信じて投げ抜いた99球があった。阪神・高橋遥が6回4安打無失点。復帰星には届かなかったが、その足跡を、好投の爪痕をマウンドに刻み込んだ。

 最大のピンチも、みんなと一緒だから乗り越えられた。バックの堅い守り、ベンチに戻れば仲間が笑顔で迎え入れてくれる。「思い切って投げてこい」。バッテリーを組む梅野の言葉を、最後の最後まで信じ投げきった。

 18個目のアウトを奪うと、思わずグラブをたたいた。六回だった。連打を許し、1死一、三塁。ここで5番ヤクルト・雄平との勝負を迎えた。一ゴロで三走・青木が果敢にホームを狙ったが、マルテが本塁で刺すと、続く村上の打球では中堅・近本が魅せた。頭上を越えようかという大飛球を背走しながらジャンピングキャッチ。バックがもり立ててくれた。

 「試合に投げられるのって、めちゃくちゃ楽しいんですよね。周りを見渡したら、みんなが守ってくれているんですから」

 高橋遥は一人、黙々と腕を振り続けた。滴る汗をぬぐいながら、何度も、何度も後ろを振り返る。一人じゃない、一人じゃないんだ。毎試合後、決まって口にする「投げられて楽しかった」の言葉は、高橋遥から送られる野手陣へ向けた感謝の思いだ。長い、長いリハビリ生活を乗り越えて。今、最高の舞台に舞い戻ってきた。

 投げ抜いた自信を糧に、次戦こそ復活星を。周囲を見渡せば、頼れる仲間がいる。その分、高橋遥は強くなれる。見上げれば雲一つない、澄み切った空が広がっていた。

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