高橋遙5失点KO 木浪トンネルから負の連鎖始まり107球で力尽きる

5回、DeNA打線に打ち込まれ、汗をぬぐう阪神・高橋遥人(中央)=甲子園(撮影・高部洋祐)
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 「阪神-DeNA」(5日、甲子園球場)

 今季初先発となった阪神の高橋遥人投手(23)が、4回1/3を投げ8安打5失点(自責2)で降板。五回を投げきれず、107球で力尽きた。

 思わぬ形で先制点を失った。二回。先頭のソトの痛烈な打球を遊撃・木浪がトンネル。ここから負の連鎖は始まった。次打者・宮崎の打球は、三塁前のボテボテのゴロに打ち取ったかに思われたが…。これを大山が二塁へ悪送球。2死走者なしのはずが、無死一、二塁のピンチを背負った。

 その後、1死一、三塁となり、嶺井の打球は遊撃前のゴロに。木浪は本塁に送球したが、タイミング的にも厳しく、野選が記録され、不運な形で先制点を失った。その後2死となり、中井の痛烈な打球を再び木浪がファンブルして2死満塁に。さらに大和の打球も遊撃に飛んだが、ここは無難に処理してなんとか最少失点で切り抜けた。

 さらに四回。球数は70球を超え、疲れが見え始める。この回先頭の神里は遊撃への内野安打で出塁。その後送られ、1番・中井に右前適時打を浴びた。

 そして降板となった五回。1死一、二塁から神里に右前へと運ばれる。三塁コーチャーが走者を止め、満塁となったが、これを右翼・糸井も捕球後に落球し、失策の間に勝ち越しの走者が生還した。その後嶺井にも2点適時打を浴び、力尽きた左腕。降板が告げられると、温かい拍手が送られた。

 先発の高橋遥は、インフルエンザA型を発症し、抹消された岩貞に代わって急きょ、先発のマウンドを託された。昨年左肘を痛め、2018年6月10日ロッテ戦以来のマウンドだった。329日ぶりの復帰登板に、なんとか援護したいところだったが、5回までで4失策と味方が足を引っ張った。1試合4失策は、2017年4月1日広島戦(延長10回)以来。9回試合では2014年9月13日広島戦(甲子園)以来。

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