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“令和の星”近本は元気打!プロ初マルチ&2打点 平成2度目の屈辱発進も…

 「巨人6-3阪神」(3日、東京ドーム)

 全神経を研ぎ澄ました。両目をグッと見開いてマウンドに立つ左腕を見つめる。考えている暇はない。阪神・近本が本能のままに、バットを折りながらも懸命に食らいついた。打球は左翼前へ。ルーキーが執念の一打を放った。

 「ゼロに抑えられていて、完封では絶対に負けられないと思った。フォアボールでもいいので、とりあえず1点というのを入れたかった」

 6点を追う八回。打線はここまで巨人・先発メルセデスを前に3安打無得点と抑え込まれていた。だが2本の安打で2死一、二塁とすると、北條の内野安打で満塁。みんながつないだ好機で、近本はフルカウントから2球ファウルで粘る。そして8球目。外角一杯の直球を捉えて2点適時打とした。

 阪神打線の前に立ちはだかった左腕。昨季は4試合で2敗(0勝)、防御率0・61と抑え込まれた。だが、まだ対戦したことがないルーキーにとっては関係ない。「(昨年の投球は)知らないので、来た球をしっかり打って、ランナーがいたら返すだけ」と意識することなく臨んだ。

 初対戦となった初回には、外角への直球を逆らわずに三遊間を破った。「しっかりと狙えたところに打てたのはよかった」。1打席目に手応えをつかみ、プロ初のマルチ安打をマーク。これで3試合連続安打を記録した。

 内容を求めていたオープン戦での経験が実りつつある。150キロ超の直球に加えて鋭い変化球にも対応しないといけないプロの世界。「バットコントロールしやすくなり、打球も飛ぶことが分かった」とシーズン開幕直前からバットを指1本分短く持つように変更。結果、より鋭いスイングができるようになり、力負けしないようになった。

 試行錯誤しながら懸命にグラウンドを駆け回っている近本。その足を止めることなく、チームのために全力を注ぎ続ける。

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