藤浪4回無安打1失点 2暴投、4四死球に「全然。自分自身にがっかり」

3回中日1死一、二塁、中日・京田の打球に飛びつく阪神・藤浪=ナゴヤドーム(撮影・立川洋一郎)
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 「オープン戦、中日-阪神」(12日、ナゴヤドーム)

 阪神の藤浪晋太郎投手(24)が、中日とのオープン戦に先発した。4回を投げて無安打1失点。無安打ながら2暴投、4四死球と制球に苦しむ場面もあったが、自責点は0と粘りの投球を見せた。

 左打者9人を並べた中日打線に対して、初回、京田を投ゴロに抑えると、遠藤、大島はいずれもカットボールで空振り三振に仕留めた。従来より腕の位置を下げたスリークオーター気味の投球フォーム。二回は1死から高橋に四球を与えたが、続く井領を二ゴロ併殺に斬って取った。

 だが、三回。先頭の藤井に四球を与えると、1死後に亀沢に死球。さらに2死一、三塁から、遠藤の打球を一塁・マルテがファンブル。無安打で同点に追い付かれた。四回には1死から高橋に四球。一塁へのけん制悪送球後、暴投で三塁まで進まれたが、藤井を遊ゴロに抑えてピンチを切り抜けた。

 開幕まで2週間あまり。開幕ローテーション入りを懸け、「やっぱり結果。それに尽きると思う」と、気を引き締めて臨んだ一戦。無安打1失点ながら、課題を残す結果になった。

 降板後は「全然でした。自分の中でいっぱいいっぱいになってしまって思った投球ができなかった。自分自身にがっかり」と振り返った。

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