「オープン戦、阪神－日本ハム」（９日、甲子園球場）

　ここまで５試合を戦い、オープン戦未勝利の阪神。先発の岩貞が４回０封で、開幕ローテ入りに当確ランプをともした。

　初回に２つの三振を奪い、三者凡退に仕留める完璧な立ち上がり。二回二死から杉谷に三塁強襲の初ヒットを許すも、続く谷口を左飛に打ち取った。三回も二死から四球で走者を出したものの、続く大田を二ゴロに仕留めて０封。四回は先頭の横尾に右前ポテンヒットを許して、無死でランナーを出したが、「ピンチになっても冷静に。テンポよくいけるかどうか」とテーマを掲げていた左腕は、後続をきっちりと抑えた。

　全く危なげないピッチングで４回５４球、２安打、無失点。ほぼ手中に収めていたとはいえ、これで開幕ローテ入りは確実となった。