ドラ1近本、一番光る 新人研修会に参加 「長所伸ばせ」岩瀬氏の金言響いた!

 阪神ドラフト1位の近本光司外野手(24)=大阪ガス=が11日、都内で開催された「2019NPB新人研修会」に出席した。昨夏の甲子園を沸かせた中日・根尾や広島・小園、日本ハム・吉田輝らも参加した中で、今年の最年長ドラフト1位は、同期のスター候補生に負けず、一番の輝きを放つことを誓った。

 近本は背筋を伸ばし、ペンを走らせた。2つ右隣に座っていた中日・ドラフト1位の根尾には目もくれず、前中日・岩瀬氏の金言を書きとどめていく。全てはプロとして活躍するためだ。

 「(他球団の同期に)ライバル意識はないです。自分のやるべきことをやって。誰かと戦うのではなく、自分に焦点を当てて頑張りたい」

 社会人出身の24歳。昨秋のドラフト1位指名選手では、広島・小園やロッテ・藤原らよりも6学年上の最年長。彼らは高校野球を沸かせたスターだが、目標としている新人王を獲るために負けるわけにはいかない相手だ。

 プロに入団した以上、これまでの結果は関係ない。レジェンド左腕の岩瀬氏から学んだ活躍するための秘けつ。「短所をうまくなろうとするよりも、長所の部分を伸ばした方がこの世界ではやっていける」。持ち味に磨きをかける勧めが心に響いた。

 同じ大卒、社会人出身で、プロ生活20年の経験から発せられた言葉。「挫折したときは自分しか信じるものがないんだ、というのを言われていた。長所を伸ばし、信じられるように練習に取り組んでいきたい」。不安を抱えながら臨む1年目。持ち味である走力をさらにレベルアップさせ、道を切り開いていく。

 プロ野球の平均引退年齢は29歳と聞かされた。長いようで短い現役生活。「大きな結果を残すことも大事ですけど、長く結果を残せることも大事だと思っているので。1年1年が勝負」と意気込んだ。研修会終了後に帰阪。12日から再び新人合同自主トレがスタートする。誰にも負けない輝きを放ち続け、最高のルーキーイヤーとする。

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