能見、今年は単独自主トレ 今年で40歳「もう一度優勝したい」

自主トレを公開しキャッチボールする阪神・能見篤史=甲子園(撮影・山口登)
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 阪神の能見篤史投手(39)が11日、甲子園球場の室内で自主トレを公開。キャッチボールやダッシュなどで体を動かし、順調な調整ぶりをアピールした。「動けないというのはあまりないので、例年通り動けているかな」と明るい表情で自己分析した。

 昨季は6月から本格的にセットアッパーに転向。交流戦中に1軍昇格を果たすと、14試合連続無失点をマークするなど、虎の屋台骨を支えた。通算100勝も達成し、リリーフに限れば42試合に登板して4勝1敗1セーブ、防御率は驚異の0・86と安定感抜群のピッチングを披露。「新しい自分を見つけることができたのが、一番大きいかな」と昨シーズンを振り返った。

 例年行ってきた後輩の岩貞や梅野との沖縄自主トレではなく、今季は単独で汗を流す。5月には節目の40歳を迎え「05年に入団して、優勝というものを味わわせてもらいましたけど、戦力になってないというか、ホントに喜び半分だったので。これだけやってきてもう一度優勝したいというのが強いです」。クールな左腕は語気を強めていた。

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