望月、バックドアで鯉にリベンジだ!田中、松山ら左好打者の外角突くスライダー磨く

 阪神・望月惇志投手(21)が22日、兵庫県西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、600万増の年俸1100万円でサインした。先発としても期待される来シーズン。強力打線を誇る王者・広島の前に立ちはだかる意気込みを示した。(金額は推定)

 7月に1軍昇格してから、中継ぎで37試合に登板して0勝0敗、防御率4・30の成績を残した。より高みを目指す上で、「マツダでも(イニング)途中で代わったこともありましたし、そういう面ではしっかり抑えられるように練習していきたい」と赤ヘル打線にリベンジを期す。

 今季の広島戦は6試合で防御率7・11。セ・リーグ5球団の中で最も打ち込まれた相手だった。9月21日の対戦(マツダ)では八回から登板したが、1回持たずに3失点で降板。「丁寧に丁寧に攻めていかないと、というのはすごく感じました」と隙のない打線のすごみを体感させられた。

 やられっぱなしで終わるつもりはない。来季は先発として対戦する可能性もある。中継ぎの経験で得た1球に対する集中力、秋季キャンプで取り組んできた変化球が、広島攻略の糸口となる。

 矢野監督の指導を受け、安芸では左打者の外角を突くスライダーを徹底的に磨いた。田中、松山、安部、西川、残留すれば丸と、左の好打者がそろうカープ打線。通称“バックドア”と呼ばれるこの変化球をものにすれば効果的だ。「2月のキャンプ入った時に、継続してそれが投げられるよう、イメージをしっかりしていきたい」と力を込めた望月。鍛錬のオフを過ごす。

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