能見、来季も中継ぎ 矢野監督との面談で意向伝達「力を発揮できると思う」

 能見篤史投手(39)が、来季中継ぎ専任の意向を矢野監督に伝えていたことが29日、分かった。新指揮官は当初、先発再転向の可能性を示唆していたが、能見が面談の席でチーム事情なども踏まえて希望したという。当然、最終判断は矢野監督に委ねるが、方程式の一角として勝利に貢献するための準備を進めていく。

 先発再転向か、中継ぎ専任か。球団投手最年長の能見が、来季の進むべき方向性を固めた。矢野新監督との面談の席で伝えたのはリリーフ専任の意向。「絶対に先発が嫌だとか、ダメというわけじゃない」と前置きした上で明かした2019年に懸ける思い。チームのために働ける場所が答えだった。

 「僕の意向は監督に伝えてある。チームに対してもそうだし、(リリーフで)力を発揮できると思うし、しなきゃいけないと思う」

 今季はシーズン通して、先発ローテを守った左腕が岩貞1人だった。これを踏まえて新指揮官は当初、能見、岩崎の先発再転向を示唆していた。今季、シーズン途中から中継ぎに回ったベテランは、計45試合の登板で4勝3敗1セーブ、防御率2・56。また、リリーフに限れば42試合の登板で4勝1敗1セーブ、同0・86と抜群の安定感を誇る。

 オフに入って藤川らとともに矢野新監督と面談。希望を伝えた上で「あとは監督の判断に従う」とした。「1年間(リリーフで)勉強したところ。感じたことはいろいろある。3人で終わることもそう。なるべく次に投げる人がキツくならないように」。セットアッパーとしての自覚が次々に口からあふれた。

 ドラフトで1位指名した近本は大阪ガスの後輩でもある。面識はないが「楽しみ、楽しみ」と対面を心待ちにする。連日、甲子園のクラブハウスに通い、汗を流している。求めるのはチームに貢献するための働き場所。勝つために方程式の一角を担う。

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