金本監督 3年間を語録で振り返る

 プロ野球・阪神タイガースの金本知憲監督(50)が辞任することが11日、明らかになった。2015年オフに就任し、「超変革」を掲げて戦ったものの、選手は思うように育たず、16年は4位、17年は2位もクライマックスシリーズのファーストステージで敗退、今年は17年ぶりの最下位という屈辱にまみれた。金本政権の3年間を語録で振り返る。

  ◇  ◇

 ◆15年10月17日 「なぜ受けたとか、過去のことはもういい。これからのことを話しましょう。近いうちに会見があると思うので、その時に何でも聞いてください」(監督就任会見2日前、デイリースポーツに)

 ◆15年10月19日 「不安と希望がかなり入り交じっています。しかし今は希望といいますか、やってやろうという強い気持ちがあります。結束力のある戦う集団、戦うチームを作っていきたい。(理想の監督は)勝たせる監督です。勝ちながら再建できるように、そこを目指していきます」(就任会見で)

 ◆15年10月22日 「逆転ホームランでしたね」(ドラフトで明大・高山を引き当てて。競合したヤクルト・真中監督が当たりと勘違いして喜んだ後で、阪神が当たりと判明)

 ◆16年3月24日 「恐れず攻めていきたい。いろんなことにチャレンジしながら、グイグイとね。1試合負けようと、ファンが納得する負け方というか…どんどんチャレンジしていきたい」(開幕前日に)

 ◆16年3月26日 「まあ…それなりにうれしいですね」(開幕2戦目で監督初勝利を挙げて)

 ◆16年5月17日 「プロ野球じゃない。恥ずかしい。ありえない。高校生に笑われるわ」(鳥谷の落球に怒り)

 ◆16年10月1日「私の監督としての力が足りず、チームの低迷を招いてしまいました。来年は巻き返す年、見返す年にしたい」(最終戦を終えて。結果は4位)

 ◆16年10月5日 「率直に言いますと、苦しく、つらい、我慢。けれど、若手が育ってきたのですごく楽しいシーズンでもありました」(シーズン報告後の会見で超変革1年目を振り返って)

 ◆17年1月1日 「昨シーズンをひと言で振り返れば、しんどかった。胃に潰瘍もできたし、頭痛もずっと治らなかった」「あいつら(若手)の成長は、生きがいというか、うれしくて仕方なかった。タイガースの、特に若い人に言いたいこと。それは『夢』を持てということ。関西ローカルでちやほやされて勘違いした選手を見てきた。野球を知らない人でもその名を聞けば分かるダルビッシュや大谷のような一流を目指してほしい」(デイリースポーツのインタビューで)

 ◆17年3月31日 「一つの勝ちをもっとみんなで喜ぼう。一つの負けに対しても、もっと悔しさを持って戦っていこう」(開幕当日、出陣式で)

 ◆17年10月18日 「めちゃくちゃ悔しい。腹もたちますし。昨日からムカムカして、腹立たしい。情けなさもありますし、自分の力のなさと言うか、それを痛感しています」「メンタル、試合に挑む姿勢。何が何でもという姿勢があったからこそ、こういう(負傷などでメンバーが固定できない)チーム状況でも2位になれた」(シーズン報告後の会見で)

 ◆18年1月15日 「当初の志を強く持ったまま、ブレずに強いチームを作って優勝したい」(資格1年目で野球殿堂入りして)

 ◆18年3月28日 「(優勝して)ウイニングボールを墓前に備えに行きますので、舞っていてください。本当にタイガースに呼んでいただけてありがとうございました」(「星野仙一元監督のお別れの会」で嗚咽を漏らしながら弔辞)

 ◆18年3月30日 「これだけ打てるとは思わなかった」(開幕戦で巨人・菅野を打ち崩して勝利)

 ◆18年10月10日 「私の力足らずのため、こういった結果に終わってしまい、心より謝罪とおわびを申し上げたい」(本拠地最終戦を終えてファンに)

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