虎投再建へ 国内FA権取得オリ西獲得調査 ドラ1で即戦力指名も

 阪神は21日、遠征先の広島市内の宿舎で編成会議を開き、新外国人候補のリストアップ作業などを行った。金本知憲監督(50)らも参加し、助っ人候補の映像をチェック。今オフ、最優先補強ポイントに投手陣の整備が挙がり、メッセンジャーが外国人枠から外れることから新たに先発、リリーフを1人ずつ補強する方針を固めている。国内ではFA権を取得したオリックス・西勇輝投手(27)の調査に乗り出し、ドラフトも含めて投手の補強を検討していく。

 覇権奪回を目指す来季に向け、虎が戦力面の整備に着手した。この日、広島市内のチーム宿舎で金本監督を交えて編成会議を開催。谷本球団本部長は「監督を含めて外国人の映像を見ました」と説明した。

 議題に挙がったのは来季、獲得を目指していく新外国人候補。メッセンジャーがFA権を取得し、2019年から外国人登録枠を外れることで、補強の選択肢が広がった。

 「左の先発と右の抑えを1枚ずつというのが理想」と方針を語った球団幹部。残留が内定しているドリスと日本選手扱いになるメッセを含め、助っ人投手の常時4人登録も視野に入れている。

 また「外国人とFAに関しては幅広く調査していくことになる」と同幹部が明かしたように、国内FAに関してもオリックス・西の獲得調査に乗り出す方針。ドラフトでも即戦力投手を1位指名候補に挙げるなど、投手陣の整備が優先課題の一つとなっている。

 2位に躍進した昨季はリーグNo.1のチーム防御率3・29を残したが、故障者が続出した今季は125試合を終え同4・09と悪化した。先発陣は2桁勝利を挙げたのが離脱中のメッセンジャーだけ。救援陣も昨季の60試合登板クインテットが崩壊し、守護神のドリスも30セーブはマークしたが、失敗が目立つようになってきている。

 優勝争いを演じ、甲子園で好成績を収めている過去のシーズンをひもとけば、チーム防御率の浮沈が勝敗を左右している。野手については今季の最終的な成績を踏まえて判断していくが、まず投手陣の整備に力を注ぐ。

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