糸井よ出てくれ!金本監督懇願、3位浮上&難敵・菅野撃ちへ「無理してでも」

 阪神・金本知憲監督(50)が7日、広島から帰阪。8日の巨人戦(甲子園)では菅野智之投手(28)との対戦となる中、6日の広島戦で右ふくらはぎの張りで負傷交代した糸井嘉男外野手(37)を強行出場させる可能性を示唆した。今季、菅野には4戦2勝2敗で3完投を許しており、難敵であることに変わりはない。広島に2戦連続で2桁得点を記録した打線を軸に、菅野を攻略する。

 「鬼門」だったマツダスタジアムでの、2年ぶりのカード勝ち越しを追い風にしたい。休養日を挟み菅野の攻略に挑む。8、9日と続く甲子園での巨人戦。連勝すれば3位浮上となるだけに金本監督の口調も熱を帯びた。

 「打線が元気やし、(広島戦は)先発もよかったからね。(菅野相手にいい状態で挑めるかと問われ)そうなってほしいけどね。甲子園で菅野というのはちょっとキツイ…だいたい。キツイけど、そこを何とか打破してほしいよね」

 難敵であることは分かっている。菅野の甲子園での通算成績は13戦7勝2敗、防御率1・35。金本監督就任後の16年から今季までに限ると、7戦4勝1敗で防御率1・17。相性は悪いが今は打線が好調だ。5、6日とマツダスタジアムで2戦連続で2桁得点を記録して連勝。その勢いをぶつけるためにも、4番の存在は欠かせない。

 「(糸井は可能ならスタメンかと問われ)そりゃ、そうですよ。頑張ってもらう。もう残り28試合?何とか少々無理してでも出てほしいわな、こっちは」

 糸井は6日の広島戦で右前適時打を放った際の走塁で、右ふくらはぎの張りを訴えて途中交代。試合中にアイシング治療を施した。6月末に死球を受けて右足腓骨(ひこつ)を骨折。指揮官は「心配やからね。あの骨折以来、負担かかっているから、足に」と気にかけるが、糸井がいるといないのとでは打線の迫力も変わってくる。

 この日の糸井は、帰阪の際に普通に歩く姿も見られたが、細かい状態については不明。山下チーフトレーナーは8日の出場に関して「それは何とも言えない。今日本人とも連絡を取って、明日も確認してチームに報告することになると思う」と話すにとどめた。8日の状態を見て最終判断となりそうだ。

 「上を狙っていく上では(巨人に)直接やる(勝つ)のが理想だけど、今はそうは言ってられないからね。ラストスパートやからね。(菅野には)しっかりと、やられているという自覚をもってやり返してほしいですね」と金本監督。上位を狙う上で落とせない伝統の一戦。一丸となって戦い抜く。

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