秋山9敗…また初回 6・7以来勝てず

 「ヤクルト3-2阪神」(17日、神宮球場)

 口を真一文字に結び、三塁ファウルゾーンを歩く。黄色で埋め尽くしたスタンドからは、阪神・秋山に容赦ない罵声が浴びせられた。5回持たず、4回1/3を3失点KO。4戦連続の初回失点に打線の援護もなかった。遠い白星。9敗目に肩を落とす。

 「上位にばかり打たれているので。そこに尽きると思う」。初回、先頭の坂口に左前打を浴びると、青木には高めに浮いた直球を狙われた。左中間を破る二塁打でいきなり先制点を失うと、続く山田哲は見逃し三振に斬ったが、バレンティンに直球を左前に運ばれた。

 9日の巨人戦(東京ドーム)でも初回に2失点。さらに同点の三回には1死から山田哲に四球を与え、バレンティンに右中間を破られて勝ち越しを許した。外を狙った変化球が中に入った結果に、金本監督も「逆球やからなあ。パターンとしては一緒。(球の)走りも制球も、いまいちやったね」と厳しかった。

 五回、1死一塁から山田哲に、四球を与えた所で途中降板。2四球と制球が定まらなかった。神宮のマウンドを苦手にする投手も多いが「しっかりとした状態で上がれていないのが原因。また、頑張りたい」と言い訳はない。6月7日のオリックス戦を最後に4連敗。だが今季、柱として期待された右腕。秋山の復調なくして、チームの浮上は見えてこない。

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