超攻撃型オーダー不発で広島に6連敗 金本監督「ここに来たら、打てなくなるな」

 「阪神1-3広島」(24日、甲子園球場)

 攻めにいった姿勢が実らない。まとわりつく蒸し暑さと共に、不快指数は高まるばかりだった。阪神は守備面でミスが出たわけではないが、攻撃重視のオーダーは不発。2年ぶりの対広島6連敗となった黒星に、金本監督も淡々と口を開いた。

 「ジョンソンは良かった。ジョンソンもフランスアも。結果(1点を返して)追い返して、振り返ってみると、そこ(初回)かなと。そうなってしまうけど。1点でも欲しかったなというのがある」

 悔やまれたのは2点を追った初回だ。1、2番の連打で無死一、二塁の好機を生かせない。福留が空振り三振で、続く糸井は一ゴロ。2死二、三塁からのロサリオは遊ゴロに倒れた。広い甲子園でも攻撃重視の布陣を組んだ中、無得点では勢いも付かない。

 糸井が戦列復帰後の21、22日のDeNA戦では右翼から糸井、ナバーロ、福留と並べて一塁・ロサリオと共存。その2試合では2戦連続2桁安打で計18得点だった。広い甲子園で守備面のリスクも考えた中で同じオーダーを組んだが…。守備のミスこそなかったものの期待の打撃が沈黙。その4人ではロサリオの二塁打が唯一、外野への打球となった。

 五回無死一塁では、2点を追う展開を考えて岩田に代えて代打・大山を起用。ただ、投手併殺打に倒れ、攻めの一手が実らない。7月に入って甲子園では7戦1勝6敗。「ここに来たら、みんな打てなくなるな。何かあるのか…うーん…横浜や神宮みたいにね、ガンガン打ってほしいけど、何か空気があるのかな」と嘆いた。

 これで25日も敗れると26日にも自力V消滅に。「(クリーンアップも)いつもいつも打てるわけじゃないけれど。切り替えてやっていきます」。指揮官は前を向く。夏のロード前の甲子園はあと2試合。連敗フィニッシュでの旅立ちだけは何としても避けたい。

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