岩貞、希望の自責0 前回登板7球で退場…2度スライドでも粘った

 「阪神0-1DeNA」(8日、甲子園球場)

 1点を悔やんだ。6試合遠ざかっている白星。阪神・岩貞が粘り切れなかった1イニングを猛省した。「あそこでどうにか粘らないといけなかった」。5回3安打1失点(自責点0)。三度目の正直となった前半戦ラストゲームで、チームに勝利をもたらせなかった。

 失点したのは三回だ。1死無走者から桑原に二塁打を浴び、ピンチを迎えた。それでもここで一呼吸。続く神里を変化球で空振り三振に斬って取ると、3番・宮崎は遊ゴロに…。打ち取ったかに見えた打球を遊撃・北條が後逸。ボールが左翼前に転がる間に走者の本塁生還を許した。

 そして筒香には右前へはじき返され、続くソトには四球。2死満塁とピンチは続いたが、柴田を左飛に打ち取り、この回を最少失点で切り抜けた。それでも刻まれた失点。この「1」が最後は勝敗を分けた。

 「四回、五回は丁寧に投げられたので、それだけに先制点ですね。先制点がすべての試合になってしまった」。三者凡退に抑えたイニングに手応えを感じつつも、真っ先に反省の言葉が口をついた。

 脅威の雨男ぶりを発揮した。活発な梅雨前線の影響で登板日が2度スライド。3度目の調整に難しさを感じながらも、この日を迎えた。前回6月30日のヤクルト戦では、青木の右側頭部への死球でわずか7球での危険球退場。「特には気にしていなかった」と臨んだ中7日のマウンドだった。

 無念の黒星に表情も険しい。制球がばらつきながらも、投げ抜いた80球。「後半戦もやっていることは変える必要はないので、自分自身にも、チームにも勝ちが付くように。長いイニングを投げられるようにしたい」。3勝4敗で折り返した今季前半戦。まずはこの1失点で負けた、借金「1」を返済する。

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