ナバーロ&ロサリオW起用へ マテオ抹消 金本監督、後半戦逆襲へ大胆プラン

外国人野手のW起用が期待されるナバーロ 
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 阪神・金本知憲監督(50)が7日、後半戦巻き返しへのプランの一端を明かした。この日のDeNA戦が天候不良で中止となり、甲子園開催では23年ぶりとなる3戦連続中止となったが、糸井やロサリオなど抹消中の選手がいる状況での中止だけに、前向きにとらえられる要素にもなる。ロサリオに関してはナバーロとの同時起用のプランもまだ温めており、あらゆる可能性を考えて策を練っていく。

 またも雨にさえぎられた。甲子園では23年ぶりとなる、3戦連続の中止。9月に魔の20連戦も浮上してくる中、一方で前向きにとらえられる要素もあった。金本監督が「そういう見方もあるな」と触れたのは、主力がいない状況で試合を行わずに済んだことだった。

 「糸井もいないし、まだロサリオも調子の悪い期間(の試合の消化)が短くて済むというか、あとの試合でできるという」

 現在、糸井に加えてロサリオも登録抹消中。今回の中止分が9月以降に回ることを考えれば、名前を挙げた2人の状態が上がってきた中で、より多くの試合を戦えることはメリットにもなる。ナバーロが1軍にいる中でも、ロサリオへの期待も変わっていない。

 「そりゃ期待してますよ。(外国人野手2人制も)あるよ、十分」と金本監督。実際、2軍調整中のロサリオを1軍練習に呼ぶプランもあったが「呼ぼうと思ったけど(腰を)ケガしてたから」と話す。ロサリオが6月30日に腰の張りを訴えたために流れたが、10日のウエスタン・中日戦で実戦復帰できれば、球宴中に1軍練習に参加する可能性はある。

 後半戦での巻き返しの一手になりうるロサリオとナバーロの同時起用プラン。ただ、そのためには外国人投手を1人抹消することが必要となる中、期待がかかるのが望月だ。

 香田投手コーチは「走者を置いた場面とか僅差での投球を見てみたい」と話し、状況次第で望月を勝ちゲームで使う可能性もある。金本監督も「いいフォークもあるしね」と評価しており、今後も中継ぎで結果を残し続ければ、より信頼も高まる。そうなれば、マテオをいったん抹消してロサリオを昇格させるパターンも浮上してくる。

 シーズンは残り70試合。まだまだ優勝はあきらめていない。勝負の時を見据え、選手の状況を見極めながら最善の手を打っていく。

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