ナバーロ聖地初打点&初マルチ 初お立ち台「いい気分」

 「阪神6-5中日」(4日、甲子園球場)

 猛虎の新助っ人を侮るなかれ。生み出した聖地初打点が確かな勢いをもたらした。「歴史ある球場。独特の雰囲気を味わえて光栄で楽しかった。いい気分です」。甲子園のお立ち台に立つ姿がすがすがしい。阪神のエフレン・ナバーロ内野手(32)が浴びせた同点犠飛&来日初マルチが“竜倒”の反撃合図だった。

 ここぞの場面で走者をかえす確実性が力強い。1点ビハインドで迎えた六回無死三塁。大野雄の内角直球を捉えたライナー性の打球は、左翼への同点犠飛となった。四回には左中間へ二塁打を放ち、梅野の3ランにつなげた。八回の左前打は大山の勝ち越し三塁打を呼び込んだ。

 反省材料を生かした2戦連続安打だ。「昨日はカウントが不利になって思い通りにならなかった。今日は積極的に行こうと言い聞かせたのが良い結果になった」。3日の中日戦の反省を踏まえて奏で続けた快音だ。

 この日の試合前練習では、聖地に吹く浜風の特性を把握するために中谷ら外野陣とノックを受けた。八回の守備では福田のライナー性の打球を背走気味に追いかけたが、捕球できず二塁打にした。「練習量を増やしてきちんとしたプレーができるように」。勤勉さを持ち合わせる助っ人が、猛虎の勝利の立役者となる。

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