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阪神獲得秒読みナバーロは「必ず成功する」 元虎助っ人ウィルソンが太鼓判

 WBCで山崎康から中前打を放つメキシコ・ナバーロ=2016年11月10日
 阪神時代のウィルソン=1998年
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 阪神入りが間近となっているエフレン・ナバーロ内野手(32)=カブス傘下3Aアイオワ=について、アイオワのデジー・ウィルソン打撃コーチ(50)が9日(日本時間10日)、活躍に太鼓判を押した。同コーチは98年に阪神でプレー。日本での成功の難しさを実感しているが、対左投手打率・400という打撃が活躍のカギになるとした。また、マーティ・ピーベイ監督(55)はその守備力を高く評価した。

 誰よりも近くで見てきた自負がある。好調の秘密を知っているからこそ断言できる。「ここでやってきたことを日本でも実践できれば必ず成功する」。ナバーロを語るウィルソン打撃コーチがその活躍に太鼓判を押した。

 試合前のクラブハウス。「ナバーロ選手は現在、登録メンバーから外れているため、取材には応じません」(アイオワ球団広報部)という報道陣への通達を受け、代わってウィルソン打撃コーチが取材に応じた。

 同コーチから見たナバーロのタイプは「ダブル・ガイ(二塁打の選手)」だ。ラインドライブで外野の間を抜く。うまくいけばホームランになる」。春から二人三脚で取り組んできたことがある。左投手対策だ。昨季の対左腕打率は・217(115打数25安打)。コーチとして伝えたのは「引っ張らない。意識は常にセンターから左」だ。

 壁を作ることで体が開かなくなる。「アプローチを変えたことでカットボールやスライダー、外へ逃げる球を見極められるようになった」。効果てきめん。今季の対左投手は驚異の打率・400(45打数18安打)。プロ12年目での進化は、日本での成功のカギにもなり得ると見ている。

 ウィルソン打撃コーチは98年に阪神でプレーした経験がある。当時の外国人野手は他にパウエル、ハンセンがいたこともあり、1軍出場はわずか16試合。結果を残せず、たった1年で退団した。

 ナバーロが阪神でプレーする可能性を聞いた時に自身の経験を伝えたという。「阪神は素晴らしい球団でファンも熱い。みんなが敬意をもって接してくれた」。シーズン途中から異国の地でプレーする難しさも口にしながら「野球をすることに変わりはない。大切なのはメンタルの部分。ゾーンの違いがあるから積極性を忘れないように」と助言した。

 日本での成功に太鼓判を押したのは同コーチだけではない。ピーベイ監督は「まず言っておきたいのは守備力の高さだ。一塁ではベストの一人。左翼の守備でも同じことが言える」。性格の良さも特徴の一つに挙げた後、「最後に一つ言わせてほしい」と言ってこう続けた。

 「彼がこのチームからいなくなるのは本当に残念だ」

 指揮官にそう言わしめたナバーロ。注目の助っ人との契約合意は、刻一刻と近づいている。

  ◇  ◇

 デジー・ウィルソン(Desi Wilson)1968年5月9日生まれ、50歳。米国ニューヨーク州出身。現役時代は左投げ左打ちの外野手。グレンコーブ高からフェアーレドキンソン大を経て、91年にレンジャーズと契約。96年にジャイアンツでメジャーデビュー。98年に阪神入団。当時はデーブ・ハンセン、アロンゾ・パウエルとの兼ね合いもあり、1軍出場は16試合にとどまった。同年限りで退団。1軍成績は0本塁打、3打点、打率・167。現在はカブス傘下3Aアイオワの打撃コーチ。

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