ドラ1馬場 5回0封9K 最速152キロ、圧巻5連続K!矢野2軍監督絶賛

 「ファーム交流戦、阪神1-0巨人」(20日、兵庫県立淡路佐野運動公園野球場)

 阪神のドラフト1位・馬場皐輔投手(23)=仙台大=が20日、ファーム交流戦の巨人戦(淡路)に先発。実戦最長となる5回を投げ、3安打1四球で無失点に抑える好投を見せた。ストレートの最速は152キロをマークし、9奪三振。公式戦初先発となったドラ1右腕が、大きな一歩を踏み出した。

 ドラフト1位の看板に恥じない69球だった。初回、1番・松原に初球を二塁打され、馬場はいきなりピンチを迎えた。1死を奪ったものの、3番・田中俊に四球を与えて一、三塁。だがここで崩れなかった。4番・和田を2球で追い込むと、カウント2-2からストレートで空振り三振。2死二、三塁となり、5番・柿沢には変化球でバットの空を切らせ、立ち上がりの試練を乗り越えた。

 圧巻は二回だ。2死から8番・岸田を、この日最速となる152キロの高め真っすぐで空振り三振。この回のアウトは全て三振で、初回から5者連続三振を奪った。「体全体を使って投げ込んだ。ストレートの強さが課題と言われ、向き合ってきた」と納得の表情で振り返った。

 見届けた矢野2軍監督は「スタートラインにしっかり立てた試合になったと思う。想像以上だよ。こんなにいいと思ってなかった」と驚きにも似たトーンで高く評価した。

 くしくも、巨人先発は同じドラフト1位の鍬原(中大)だったが、勝ち投手になった馬場は「(鍬原は)意識しなかった」とサラリ。「きょうの感覚を忘れないこと」と自らに言い聞かせた右腕が、スタートラインから勢いを加速させていく。

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