金本監督 勝利のタクト!2度のピンチでズバズバ 的確な判断で勝利引き寄せた

 「阪神4-2DeNA」(3日、甲子園球場)

 状況を的確に読み、振ったタクトが逆転の流れを切らさなかった。阪神1点リードの六回、2死二塁でDeNA・嶺井を迎えた場面。次打者が投手・東ということを考えれば申告敬遠の選択もあったが、阪神・金本監督はあえて嶺井勝負を決断した。

 「相手ベンチとの駆け引きですね。代打が来るでしょうし。六回の1点ビハインドでチャンスだったら、セオリーは代打なので」と明かした金本監督。DeNAベンチには神里、桑原、倉本といったイヤらしい打者が控えていた。

 五回終了時で東の球数は67球。それでも逆転された直後だけに相手ベンチが代打を送ってくると読んだ。加えて申告敬遠すれば、逆転の走者を塁上に背負うことになってしまう。

 リスクと展開を鑑みた結果、メッセンジャーは嶺井を空振り三振に仕留めてピンチを脱出。四回2死一、三塁では嶺井を歩かせての東勝負で追加点を許さなかっただけに、的確なベンチの判断が勝利を引き寄せた。

 攻撃面でも七回無死一塁から俊介にヒットエンドランを指示。梅野にはスリーバントを命じ、上本のダメ押し適時打につなげた。「長打を期待しているよりは思い切って動いた方が、というのもあるので」と指揮官。「いい勝ち方ができているので、チームとして自信にしてほしい」と手応えを感じる1勝だった。

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