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大山、遊撃に挑む!“強打のユーティリティープレーヤー”誕生へ

 ショートの守備に就き、一塁へ送球する大山(撮影・田中太一)
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 「阪神秋季キャンプ」(13日、安芸)

 阪神の大山悠輔内野手(22)が13日、メイン球場で行われたケース打撃で遊撃の守備に就いた。金本知憲監督(49)は予想以上に二塁守備の上達が早かったことから、担当コーチの進言を受け、遊撃挑戦を決断。成功すればバッテリー以外の7ポジションを守ることが可能になり、球界でも例を見ない“強打のユーティリティープレーヤー”が誕生する。

 ランチ前に行われたケース打撃で、見慣れない大柄な選手が遊撃を守っていた。周囲に確認しながら、ポジションをとっていた大山。実戦形式で今キャンプ初めてショートの守備に就いた。打球を処理するシーンはなかったが、その意図を金本監督はこう明かす。

 「当初、このキャンプでは予定がなかったけど、だいぶセカンドに慣れてきて、ピボット(打球、送球などを捕球してからの回転、切り返し)もできるようになってきた。様になってきたから、ショートをやらせようかというコーチの提案で。やっとくに越したことはないでしょう。マイナスにもならないと思うし」

 進言したのは久慈内野守備走塁コーチ。シーズン終了直後に遊撃挑戦のプランはあったが、大山の負担を考慮し、まずは二塁に専念させる方針だった。だが、キャンプスタートからおよそ10日間で大山は適応力と抜群の吸収力を見せた。実戦でも二塁の動きを無難にこなし、決して派手さはないものの、堅実なグラブさばきとチーム随一の強肩は首脳陣の目を引いた。

 二塁手の連続守備機会無失策記録を作った関本をほうふつとさせるが、久慈コーチの評価はその上。「関本よりスピードがある。今は疲労で落ちているけど、もっと動けるようになると思うよ」と断言する。

 大山本人は「やるからには本気で。試合に出られる可能性も広がると思うし、プラスになるよう頑張ります」と力を込めた。遊撃挑戦が成功すれば、バッテリーを除く7ポジションを守ることが可能。指揮官は「彼にとってもチャンスですよ」と背中を押し「今年、(故障などで)ショートが誰もいなくなった時期があったからな」。大和のFA流出が懸念される今、起用の選択肢として大山に期待する部分も大きい。

 一般的に打撃の弱い選手が活躍場所を求めてユーティリティープレーヤーになる傾向が強いが、大山には中軸を打てるだけの打撃力がある。過去、球界で例を見ない“強打の万能選手”へ-。背番号3は確かな可能性を秘めている。

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