梅野 同点スクイズのち悪送球

 「セCSファーストS・第2戦、阪神6-13DeNA」(15日、甲子園球場)

 天を恨むしかなかったのか…。本来なら平凡な一ゴロのはずが、水たまりに突っ込んで勢いを失った。慌てて阪神・梅野隆太郎捕手が処理に向かい、一塁へ倒れ込みながら送球したものの痛恨の悪送球。このワンプレーが七回、悪夢となるビッグイニングの起点になってしまった。

 直前の六回には、1点ビハインドの状況で見事、セーフティースクイズを決めて同点に持ち込んだ。1死二、三塁から三上が投じた内角に食い込んでくる難しいボール球を、マウンド右へ転がした。

 三塁走者の大山が生還し、再び試合を振り出しに戻す価値ある打点。ただ本人は試合後、「難しい球?いや、そういうのはないです」と多くを語らなかったように、投手陣を引っ張れず大量失点を喫した悔しさをにじませる。

 守備のミスは打者走者をアウトにするための懸命のプレーだっただけに、決して責められない。チームは今季、積極的なミスをとがめなかったからこそ、勢いが生まれた。胸にこみ上げる悔しさは、第3戦で晴らすしかない。

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